夏の暑い時期は、エアコンを使う機会が増えるだけでなく、エンジンや冷却系統にも負担がかかります。
特に注意したいのが「クーラント」です。
クーラントは、エンジンなどで発生する熱を逃がし、オーバーヒートを防ぐために重要なものです。
「冷却水だから、減ったら水を入れればいい」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、クーラントには冷却だけでなく、防錆や凍結防止などの重要な役割もあります。
このため、クーラントの量だけでなく、種類や濃度、劣化状態まで確認することが大切です。
今回は、クーラントの基本から点検の方法、補充するときの注意点までをわかりやすく解説します。
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クーラントとは
クーラントとは、エンジンなどを冷却するために使われている冷却液のことです。
エンジンが動いているときは、内部で燃料を燃焼させることで大量の熱が発生します。
この熱をそのままにしてしまうと、エンジンの温度が上がりすぎてしまいます。
そこで活躍するのが、クーラントです。
クーラントはエンジン内部を循環し、エンジンで発生した熱を吸収します。
その後、ラジエーターへ移動し、走行風やファンによって熱を外へ逃がします。
こうしてエンジンを適切な温度に保っているのです。

また、クーラントには冷却だけではなく、ラジエーターやエンジン内部の錆を防ぐ防錆性能や、冬場の凍結を防ぐ性能もあります。
色や用途によって使い分けが必要
クーラントには、緑、青、赤、ピンクなどさまざまな色があります。
ここで注意したいのが、色が同じならどの製品でも使えるというわけではないことです。
クーラントは、車種やメーカーによって指定されている種類が異なります。
LLC(ロングライフクーラント)
LLCは「Long Life Coolant」の略で、一般的に使われているクーラントです。
冷却性能だけでなく、防錆性能や凍結防止性能などを備えています。
一般的なLLCの使用期間の目安は、おおよそ2~3年です。
S-LLC(スーパーロングライフクーラント)
S-LLCは、LLCよりも長寿命化されたクーラントです。
一般的なLLCと比べて、1回目は7年、2回目以降は4年と交換サイクルが長い点が特徴で現在、ほとんどの乗用車でS-LLCが採用されています。
関連記事:補充だけでは不十分?冷却系メンテナンスの定番、クーラント交換を紹介
クーラントを補充するタイミング
クーラントを補充するタイミングは、リザーバータンクの液量で判断します。

エンジンが冷えている状態でエンジンルームを確認し、リザーバータンクの「MAX」と「MIN」の間に液面があるかチェックしましょう。
液量がMINを下回っている場合は、クーラントの補充が必要です。
ただし、クーラントは通常、頻繁に減るものではありません。
このため、「何度補充してもすぐに減ってしまう」という場合は要注意です。
ホースやラジエーター、ウォーターポンプなどから冷却水が漏れている可能性があります。
この場合は、単純にクーラントを足すだけではなく、漏れの原因を点検しましょう。
特に夏場にクーラントが不足すると、冷却性能が低下してオーバーヒートにつながる可能性があります。
少しでも、クーラントの減り方がおかしいと感じたら、早めに点検を受けることをおすすめします。
自分でできる点検方法
クーラントの量は、比較的簡単に確認できます。
まず、エンジンが十分に冷えている状態でボンネットを開けます。
エンジンルーム内にあるリザーバータンクを探し、外側から液面を確認してください。
タンクには「MAX」「MIN」などの目盛りがあるため、液面がどの位置にあるのかをチェックします。
ポイントは、エンジンが冷えているときに確認することです。
エンジンが熱い状態では冷却系統内の圧力が高くなっているため、ラジエーターキャップなどを開けるのは危険です。
また、液量だけではなく、リザーバータンク周辺に漏れた跡がないか、ホースの周辺が濡れていないかなども確認しておくと安心です。

「液量が少ない」「漏れがありそう」「クーラントの色や状態がおかしい」と感じた場合は、無理に自分で作業せず、整備工場やディーラーに相談しましょう。
クーラントに水を足すのはNG?
「クーラントが減っているけれど、水を入れてもいい?」と感じる方もいます。
結論からいうとS‐LLC(スーパーロングライフクーラント)を補充する必要があります。
クーラントは不純物の入っていない精製水にエチレングリコールや各種添加剤などを加えることで、冷却、防錆、凍結防止などの性能を持たせています。

このため、通常の水道水を入れてしまうとクーラント(S-LLC)の性質が変わり、本来の長寿命性能を発揮できなくなります。
ただし、外出先などで冷却水が不足し、オーバーヒートを避けるために緊急で水を補充するケースもあります。
一時的に水を補充した場合は、できるだけ早くクーラント交換をしてあげましょう。
クーラントの補充方法
クーラントは、漏れたりしていなくても自然に蒸発して減っていきます。
特に、夏場のドライブや高速道路、峠道の走行後など、エンジンが高温になりやすい環境では普段よりもクーラントが減りやすくなります。
もし、クーラントの液量がMINを下回っていた場合は補充しましょう。
補充するクーラントはメーカーが指定するものを使用します。
さらに冷却効果をアップさせるために、クーラントエナジーの添加も効果的です。
クーラントエナジー

クーラントエナジーは、クーラントの機能を回復してくれる添加剤です。
クーラントが持っている冷却性能や防錆効果を回復し、本来の性能を取り戻してくれます。
自然蒸発した分を補充するのにちょうど良いサイズです。
リザーバータンクにそのまま添加するだけであるため、作業時間もかからず、クーラントの交換作業よりもリーズナブルに性能改善が期待できます。
また、クーラントの寿命を延ばす効果も期待できため、クーラント交換後に添加するのもオススメです。


クーラントエナジー内の『金属防錆剤』と『pH調整剤』が、消耗した防錆性能とpH値を回復させ、
錆や腐食からの水漏れ、破損等を防止。

クーラントの点検は日産東京にお任せ

クーラントは、量を確認するだけなら自分でもできます。
しかし、クーラントの劣化状態や濃度、冷却系統からの液漏れなどまで確認するとなると、専門的な知識が必要です。
特に、クーラントが減っている原因がわからない場合は注意が必要です。
単純に補充するだけでは、根本的な原因を解決できない可能性があります。
日産東京では、クーラント交換の際に周辺の冷却装置も点検しています。
ラジエーターやホースなど、冷却系統全体の状態を確認することで、トラブルの早期発見にもつながります。
「最近クーラントが減っている」
「夏場のオーバーヒートが心配」
「いつクーラントを交換したのかわからない」
このような場合は、ぜひ一度日産東京へご相談ください。
補充、点検はネット予約で待たずに完了
「点検をお願いしたいけれど、店舗で長時間待てない」
そんな方には、ネットからの事前予約がおすすめです。
あらかじめ希望する店舗や日時を選んで予約しておけば、予定を立てやすくなります。
公式サイトからお近くの店舗を検索、来店予約をしておけば点検の待ち時間が短縮できます。
ちょっとした点検やメンテナンスでも、メニュー別に予約ができるため、ぜひ利用してみてください。
熱い夏場は正しい点検と補充作業で快適なドライブを!
夏場は気温が高く、エンジンや冷却系統にとって厳しい季節です。
特に渋滞中や長時間のアイドリング、高速道路での長距離走行などでは、クルマに負担がかかります。
このようなときに重要になるのが、クーラントによる適切な冷却です。
まずは、エンジンが冷えている状態でリザーバータンクの液量を確認してみましょう。
もし液量が少なかったりクーラントの減り方が早かったりする場合は、単純な補充だけで済ませず、冷却系統の点検を受けることをおすすめします。
また、水だけを入れて済ませるのではなく、愛車に指定されたクーラントを使用することも大切です。
日産東京では、クーラントの点検や交換だけでなく、クーラントエナジーによるメンテナンスも用意しています。
「夏だからエアコンの点検だけしておけば大丈夫」と考えず、冷却系統もしっかりチェックしておきましょう。
正しい点検とメンテナンスで車を良好な状態に保ち、暑い夏も快適で安心なドライブを楽しみましょう。
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